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こころとからだを調律する Music reiki therapy

鳥たち

鳥たち

鳥たち



昨日読了。
私はよしもとばなな作品の大ファンで、結構な数の作品を読んでいると思う。

そして、多分今日の記事はネタバレになると思いますので、お気をつけください。



今回の『鳥たち』を私は浄化させて欲しいという依存に近い気持ちで読み始めた。

私的な事だが、物質主義的な方々に塗れる日々に知らず知らずのうちに疲れていたらしい。


そうしたら、全然違うんだもの!
やはり依存はいけない。
全然浄化されない。
というか救われない。
というか、私の過去と今の私の課題をどかんと突きつけられた感じがした。
私の両親は健在だし、状況は全然違うけれど、過去の辛い状況をぐにぐにと思い出させられたし、更に課題もどっさと置いて行かれた感じ。
あとがきを見て納得したけど、空恐ろしい作品だった。私にとっては。


私はわりかし極端に傾く人間で、小説も殆どばなな作品しか読んでない。

というか、ばななさんのよく言う『言っていること(書いていること)とやっていることが違う人は割といる』という事を私も少なからず分かってしまうのだ。

私に特別な力があるということでは全くなくて、多分みんな分かると思うのだけど、「あぁ、今このページ嘘ついたな」となんとなく分かってしまう。
いや、小説は基本フィクションで、嘘なのだけど、そういうことではなく、自分に嘘をついたな。とか、ちょっと格好つけたなとか、そういう感じ。
そういうのが見えてしまうと、途端に辛くなって読めなくなってしまう。そして放棄してしまう。


私もその下心はあるし、きっと格好つけた瞬間が何度もあると思う。でも、言ってることとやってる事は変えないようにしてる。

ばなな作品が好きだし、私はその世界で生きていたいと思っているから。
いや、願ってるに近いかもしれない。

思っているなら、やらないと叶わない。

だけど、そういうのが嫌いな人はいっぱいいて、いつの間にか物凄く嫌われていたり、物凄く意地悪な事になっていたりして、周りが敵塗れ。みたいな事がしょっちゅうだった。

今はそこまで強烈にならないように、こそこそ出来るずる賢さが身についてしまったけど、でも言うこととやる事を変えない様にしようとは思って生きている。


だってそれは必ずバレてしまうと思うから。

ばななさんの作品が売れて、売れ続けているということは、その世界を生きている、もしくは生きていたいと思う人が沢山いる証拠だもの。

だから、バレてしまう。


『鳥たち』の感想とだいぶ離れてしまったけど、この作品の中で、私が今後やりたい事が書かれていて、とても驚いた。

前回も少し書いた事だけど、人のためだけの演劇、人のための音楽、だけではなくて、空と陸を、
もっと言えば、山とか海とか、神様とか、聖霊とか、風とか、そういうものにも伝わる物を作りたいなと思っていて、正にそれが書かれていた。

祈りのような芝居。


それがどうやったら出来て、どこでやればいいかとかは全然まだ分からないのだけど、そういうものがこれからはきっと必要なんだろうと思うし、実際やっている人もいる。


散々勝手やって、地球をめちゃめちゃにしてきた人間ができることは、もうそういう事しかないんじゃないかなと思う。


それを確信した作品だった。


奇妙だと思われるかもしれないけど、これが私だから仕方ない。
それを希望に生きてみたい。