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Melemedy

ただいまロングバケーションちゅう

詩人と話してしまった


おばんどす。
本当に、間が空いてすみません。
それなのに、日々お越し下さる方がいらっしゃる幸せ。
ありがとうございます。

今年の師走はとても師走らしい、ぱたぱたした、あわあわした感覚で、なんだか落ち着きません。
選挙もあるし。

それは多分言い訳なのですが、書きたいことは溜まっているけど、書けていない歯痒い状況なので、ご了承頂けましたら幸いです。
新年明けたら書きまくります(笑)


取り急ぎまず、先日行ったイベントの話を。

私が朝英会話でお世話になっているB&Bでこんなイベントがあり、行ってきました。

谷川俊太郎×tsukao×谷川夢佳×ナカムラクニオ 
「雪はつめたかない ~谷川山荘から冬のおくりもの~」  

『雪の国の白雪姫』(パルコ出版)刊行記念


谷川さんのお孫さんである、夢佳ちゃんがスタイリストをされている、写真詩集。

ゆっくり読みたくて、まだきちんとは読めていないのだけど、写真も詩も美しくて、可愛らしくて、とても楽しいお話会でした。


唐突だけど、私の母の母校の校歌が、谷川さんの作詞で、子どもの頃からその自慢を耳にタコではなくタコ焼きが出来てしまうくらい聞いていたので、それが伝えられたなぁとぼんやりと考えていたけど、まぁ無理よねと思っていた。

因みに私はその学校には通っていないので、その校歌に思い入れは無い。

しかし、チャンスは舞い込んだ。
お話会の終了間際の質問コーナー。

谷川さんの優しい、丁寧な詩の読み方に、とてもとても感動して、私も役者の端くれとして、その秘訣が聞いてみたくなったので、
その事を尋ねてみた。

谷川さんは、優しく丁寧に、こう答えて下さった。

「詩を読むときには、きちんと発音すること、調子が悪いと声がかすれたりするから、そうするとこっちも愉快じゃない。
あと、目の前にいる人に声を手渡す感じで話すように意識している。
だから、パフォーマンスをしている感じはない」

だそう。

聞いて良かった。
ついでに母の自慢の話もさせて頂いた(笑)
そうしたら、谷川さんは母の母校の名前を尋ねて下さり、伝えたところ、覚えてらした!

母の小学生時代といったら、40年以上前で(娘の優しさ)多分校歌が作られたのはもっともっと前になるはず。

母に伝えたら、喜んでいた。
そりゃそうだろう。
あんだけ自慢していたのだから。

母の自慢を直接本人にお伝え出来るなんて、多分相当幸運な事だと思う。
ありがたい。


それにしたって、夢佳ちゃんの「同じ時間に、同じ電車に毎日乗れない」とか、「学校での勝ち負けに興味が持てない」とか、「自分は社会不適合者だと思って生きていた」という発言に激しく共感。

前列で、うんうんと物凄く頷いてしまい、夢佳ちゃんと目が合う始末(笑)

それでも、スタイリストという仕事を見つけて、素晴らしい仕事をされていて、本当に素敵だと思った。
まだ21歳なのに、既婚だし。(いーなー)あっ!10歳も年が違う。今気づいた。がーん。

最後の方で、谷川さんが夢佳ちゃんが生まれた時に書いた詩を、谷川さんが読まれて、本当にその詩が、声が、暖かくて、じんわりと涙が出た。

夢佳ちゃんの結婚式でも谷川さんが読まれたそうだ。

なんて素敵な!羨ましい!!

とにかく色んなことが起こって、光栄で、嬉しくて、楽しくて、キラリとしていた時間が幸せで、その感動を、お話会の帰り道恐れ多くも詩にしてみた。(恐れ多すぎる!)

でも、谷川さんを見た瞬間に言葉が溢れだしたのです。
流石言葉の職人。
私なんぞでも感じられました。
なので書かせて頂きました。

かなりの恐れ多さですが、折角なので披露させて下さい。


……………………………………………


詩人と話してしまった




まだ手がぶるぶると震えている
まだ胸がどくどくしている
血が間違えて逆に向かってしまわないか心配になるくらいに

子どもの頃から
彼の詩は側にいて
教科書にいて
本棚にいて
歌にいて
スヌーピーの話す日本語だったりしたから
それがあんまりにも当たり前だったから
実際に生きている、自分と同じ人間のような感じがしなかったのだけど

詩人は人間だった

でも
詩人は詩人だった

谷川俊太郎さんだった

彼の詩は
彼から生まれているんだと
当たり前の事だけど
顔を見ただけで
するりと感じた

偉ぶらず、謙遜し過ぎず
ただただそこにいた

差別せず、媚びを売らず
ただただそこにいた


そんな風に生きるって
結構なかなか難しいのではないかしら

私もずっと前からそうやって生きたいと思っていた
でもなかなかできなかった

だからこれからそうやって生きたい

それを生きにくいなんて、思うこともなく


そうやって生きたい