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Melemedy

ただいまロングバケーションちゅう

対談を見て


今日わたしがやったことと言えば、
吉本ばななさんと森本千絵さんの対談の録画を見たことくらいで、
あとはずっと寝てた。
それくらい
最近ずっと眠い。

服部みれいさんもずっと眠いらしく、
バージョンアップするんだとブログで言っていて
タイムリーだなぁと思った。

夏前に蓄えているのかもしれない。
というか変化しているんだと思う。
でもそれについては変化がひと段落してから書こうと思う。

それに昨日の夜、吉田美和さんの歌声に感動して
感激して
遅くまで起きていたのだった。

美和さんの歌声が美しく伸びやかで、
体と心と魂をバランスよく響かせながら歌っている姿に
体ごと浸かってしまった。

美しく豊かに
ただでさえ歌が上手い人が、これ以上上手くなることがあるのかと驚いたし、
それをさせる為に人生にいろんなことが起きるのだろう。



さて、
今回のばななさんの対談が放送されるのを心待ちにしていた私。

ばななさんは、取りにいくんじゃなくて、登場人物たちが言いたいことを言うためにジワジワ増えて、もう書かなきゃと思って書く、のだそう。

本を読む度に、
なんでばななさんはこんな事まで知っているのか?
と思っていたのだけど、
番組を見て、
とても腑に落ちた。

それは、この世、この今の世の中で、
いろんな登場人物達が、
他の人の目にも見える言葉にする為に、
飛び切り文章の上手いばななさんを選んでいたんだな。
と思う。


私は初めて『キッチン』を読んだ時
どうしてこの小説の中の世界が現実の世界ではないのだろう。
私はこの世界の方がどうしたって生き易いのに。

と思っていた。
中学、高校に進むにつれて、
いやずっとか。
本当に自分が思っている事を言うと、
嫌われたり、いじめられたりした。
見えたり、聞こえたりする不思議なことを言うと馬鹿にされたりした。

何故なんだろう?
なんでみんな一つ隠すんだろう?
なんでそんな余計な手間をかけるんだろう?
といつも思っていた。


その余計な手間が一切無い世界が
ばななさんの小説の世界だった。

その本達がいてくれたから、私はここまで生きてこられた。

それはもちろんただキツイことを思いやりなくズケズケと言うことではなくて。


自分が変だと思うことを変だと言うといじめられるから、
私はいつの間にか一つ隠す技術を身につけて怯えて縮こまって、生きるようになっていた。

今はばななさんの本とか、それ以外にも色んな知恵とか知識とかを知って
何となくこの世界の仕組みが分かってきたから、昔よりは怖くない。
でも多分今でも一手間かけてはいるんだろうな。
ズルいまんまだろうな。
当たり障りのない生き方が身につく位にはなってしまったな。
とは思う。

でも、“学生の頃に帰りたい〜”だなんて言う人の話を聞く度に、えぇ!と驚いてしまうくらい、私は毎年毎年歴代の人生面白いランキングを更新している。

去年より今の方が絶対楽しい。
しんどい事も山程あるけど。

それを教えてくれて、いつも私の人生の側で寄り添っていてくれる
ばななさんの本達とばななさんに
心から感謝している。

同じ時代に生きられて本当によかった。